今回は、初心者向けに「OB」について詳しく解説していきたいと思います。
中級者ゴルファーでも、実はOBについて深くは理解していない方もいるはずです。
こんな方におすすめ
- ゴルフを始めたばかりの方
- 新ルールの変更点が知りたい
OBなどの基本ルールを理解していないと、ゴルフ場でのラウンド中に周りの方に迷惑をかけてしまうことになります。
例えばですが、
- プレーファーストを守ることができない
- 打数の数え間違い
これらは基本的なルールやマナーであり、特に気をつけておきたいのが「プレーファースト」についてです。
ゴルフ場によって違いはありますが、ハーフ(9H)のラウンド時間は2時間になります。
OBなどの基本ルールを理解しておらず、自分たちの組が遅れてしまうことのないように、ここで理解しておきましょう。
プレーファーストの第一歩は、基本ルールやマナーを理解することから始まります!
ではいきましょう!!
OBとは?
OBとは、アウトオブバウンズの略語になり、各ホールの決められた場所から外に出てしまったことをいいます。
山や崖、林の中などのまともにボールを打つことができない場所に設定されています。
各ゴルフ場で異なる場合がありますが、よくみられるのが「白杭」で示されているので、OBエリアに入ってしまったのかが判断しやすくなっています。
OBの境界線
OBの境界線についてですが、先ほどもOBの表示は白杭といいました。
その白杭と白杭を仮想ラインで結んだ線から外に出てしまった場合にOBになります。
画像のように仮想ライン場にある状態でも、ボールの一部がインバウンド側にある場合はOBではありません。
なのでOBの判断がしづらい場合には、白杭と白杭を結んで見てみるのがいいですよ!
また、白杭を抜くことは禁止で、動かせない障害物になります。
なのでOB杭のそばにボールがあり、打つことができない場合でもOB杭を抜いたり、動かしたりすることはできません。
ですが、ゴルフ場によってはローカルルールで動かせる場合もあるので、スコアカードの裏などを確認してください!
OBの対処法
ティショットでOBになった場合や、セカンドショット以降でOBになった場合では対処の仕方が異なります。
ひとつずつ見ていきましょう!
ティショット(1打目)でのOBの場合
1打罰になり、再度ティショットを打つ場合は3打目になります。
ですがローカルルールで前進ティが設置されているコースでは前進ティから打つこともできます。
ティーグラウンドに「プレーイング4」の看板が立っていたりするので、ティショットを打つ前に確認しておきましょう。
プレーイング4の場合の前進ティから打つ場合は、4打目からのスタートになります。
※ 前進ティがない場合は2019年のルール改正によって、ティショットでOBになってしまった地点の近くに救済エリアを確定して、ドロップすることができ、4打目からプレーを続けることができます。
セカンドショット(2打目)以降の場合
1打罰になり、OBとなったボールを打った場所の近くで、グリーン上のピン(穴)に近づかないところからドロップ(膝の高さからボールを落とす)して再度打ちます。
ですが、ティショットの場合と同じく、ボールを打ってOBになってしまった地点の近くに救済エリアを確定し、2打罰でドロップしてプレーを続けることができます。
救済エリアの決め方
救済エリアの決め方は図を見ながら解説していきます。
ボールがOBラインを超えてしまったところを「A地点」とします。
「A地点」からピン(穴)に近づかずに最も近いフェアウェイとラフの境界線の位置を「B地点」とします。
その「A地点」と「B地点」を繋いだラインから、ピンに近づかない位置が救済エリアになります。
この時の「B地点」からフェアウェイ側に、2クラブレングス(クラブ2本分)までの全てが救済エリアになります。
※ クラブレングスの際に使うクラブは、パターを除いた最も長いクラブを使います。
以上が救済エリアの決め方ですが、公式の大会とか以外はここまでしっかりやらなくても大丈夫です。
「大体このあたりだな」くらいでOK。
何より「プレーファースト」を守ることが大事なので。
知識だけは頭に入れておこう!
2019年の新ルール改定のOBの変更点
2019年からゴルフのルール改定で変更になりました。
そこで、OBについての変更点を解説していきます。
暫定球が不要になった
ルールの変更前では、OBの判断が難しい場合は暫定球を宣言してから、暫定的にボールを打つのがマナーとされていました。
ルール変更後では、ボールの紛失やOBだった場合、2打罰でボールが紛失した付近からドロップしてプレーを続けることができます。
これにより、「OBかも?」という場合でも前に進むことができるので、プレーファーストに繋がりますよね1
ボールの探索時間の短縮
今までの紛失したボールの探索時間は5分でしたが、ルール改定により「5分→3分」に短縮されました。
紛失したボールを探す時間は、他のプレーヤーに迷惑がかかるものです。
ゴルフのマナーとしてはスロープレーは絶対NGです。
「グリーンのラインを読む前に空気をよめ」という言葉があるくらいに、スロープレーには厳しいもの。
なので、後ろの組が待っている時などに、紛失球が見つからない場合はいつまでも探さずに、2打罰でドロップしてプレーを続けましょう!
ボールを動かしてしまった時の罰が免除
ルール改定により、ボールをうっかり動かしてしまった場合などの罰が免除になりました。
ラフなどでボールを探しているときに、足が当たってしまったことがあるという方もいると思います。
そんな場合の罰も免除になり、そのままプレーができるので嬉しいですよね!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
新ルール改定後のOBについて、変更後のOBについての印象は、とにかくプレー時間の短縮につながるなと思いました。
しっかりルールやマナーを理解しておくことで、スロープレーを防ぎ楽しくプレーをすることができるはずです!
これからコースデビューを控えている方や、まだ経験の浅い方などはラウンドする前に、もう一度確認しておくことをおすすめします!
それではまた!!